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Monthly Archives: 2月 2012

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笑えない話

かなり過去の話ですが「家政婦のミタ」視聴率40%すごかったですね。

笑わないミタさんが最後に笑ったというのが最終回のお話でした。 

それとは関係ありませんが、先日ブログの写真を笑っている顔にしました。

 

 

今でこそ笑顔も作れますが、  

前に勤めていた会社で僕はうまく笑うことができませんでした。

 

 

ある日、上司が猛烈な剣幕で僕を会議室に呼び出しました。

実はその2週間ほど前に新入社員の女の子が入って来ました。

僕の隣の席だったので、何かわからないことがないかと気にしてあげたり、

ランチが一人にならないように誘ってあげたりと世話を焼いてあげていました。

しょっちゅう話しかけてあげました。

 

 

上司はそれが気に入らなかったのです。

そもそも当時僕がいた部署は、仕事中に私語をしてはいけないという空気で、

毎日オフィスの中にしんと張り詰めた空気が漂っていました。

トイレにいくのもはばかれるような雰囲気。

誰かのため息がオフィスの反対側まで届きそうな静けさです。 

そんな中で僕の笑い声が気に触ったのでしょう。

「謝るまで許さねえ」と言われ、すぐに「ごめんなさい」と言いましたが、

30分もの間会議室に閉じ込められて解放してもらえませんでした。

僕の謝り方が気に入らないため、何度も何度も謝罪させられたからです。

 

 

上司「オレに謝れ」

僕 「すいませんでした」

上司「オレに対する反抗的な態度を感じる。」 

僕 「すいませんでした」

上司「お前オレをバカにしてるのか?」

僕 「いえ、別に・・」

上司「もう一回謝れ」

僕 「すいませんでした」

上司「心から謝っていない。お前なんか人間じゃねえ。笑う資格なんかないんだよ!」

僕 「すいませんでした」 

 

 

延々これをやらされました。相手の人格を徹底的に壊していくタイプの上司でした。 

心のなかで何かがバリバリと崩れ落ちていくのを感じましたが、

自分も悪かったのかなとか考えたりしました。

子供の頃は悪いことをすると先生にぶたれたり、親にもぶたれたりしたから、

目上の人からひどい事を言われても我慢しないといけないのかなとか、

かなり悩みました。 

その場で会社を辞めますともいえましたが、その時の僕は貯金がありませんでした。

だから、社畜になり下がっても給料が欲しくて自分を捨てて謝り続けました。 

お金が無いと人格を否定されても嫌いな人間の下で這いつくばらないといけないことを知りました。 

家に帰ると悔しくて涙が出てきました。

女の子としゃべっていただけで会議室で謝罪させられる

この30歳のおっさんは生きていく価値があるんだろうか?と思いました。

自分がもっと優秀で会社の売上に多大な貢献をする人物であれば嫌いな人に頭を下げなくてもいいのに・・ 

 

 

なんだこのバカみたいなサラリーマン人生?と思いました。 

そしてこの世は金だ。と思いました。

金さえあれば好きな場所で好きな人たちと好きな事ができると確信したのです。 

絶対的な確信です。 

 

 

この日を境に、僕は上司の前で笑うことや自分の言葉で発言することをやめました。

能面みたいな顔をつくることにしたのです。

自分で言うのもなんですが、僕は相当頑固で中身は子供ぽくて融通がきかない人間なのです。

もちろん仕事中におしゃべりばかりするのは良くないし、咎められることもあると思います。

だからといって、戦時中でもない21世紀の日本の社会で、楽しいのに笑っちゃいけないなんてことがあるんだろうか?というのが僕の考えでした。 

当時は月に100時間近くサービス残業をしていました。

だから日中ちょっとくらい喋っても大丈夫と思ったのです。 

僕はそれまで、人は笑うために生まれてきた、と思っていました。

なので、この監獄のようなオフィスで一日中発言を監視される生活は、自分の死を意味していました。 

 

 

それから毎日のお昼は250円以上使わないことにしました。

週に3日はおにぎりを作って会社に持って来ました。

お茶も買いませんでした。トイレの水をがぶ飲みしました。 

気がついたらお金が溜まっていたので転職することにしました。  

 

 

会社も同僚も実は結構好きでした。目をかけてくれる役員もいました。

でも上司とはうまくやれない。

我慢してはダメだ!と思ったのです。 

発狂してしまう!この場所から逃げなきゃ!と思ったのです。  

 

 

転職先の会社では仕事場で笑顔を見せることを禁止されませんでした。

が、何か重苦しい空気を常に感じていました。

何だろうこの重苦しさは?と思いました。 

ある日のこと、仕事が終わり会社から駅に向かうところで上司とばったり合いました。 

上司は掴みかからんばかりの大剣幕で、

「何時だと思ってんだ早すぎるよ!」と 。

ていうか、もう夜の7時だし、なんで7時に退社して怒られるかがさっぱりわかりませんでした。

全然理解できず、駅前で一人呆気にとられました。 

重苦しい空気の意味がだんだんわかってきました。この上司が会社の空気をつくっているんだなと思いました。 

根はいい人だとわかっていましたが、その日からその上司に笑顔で接することができなくなりました。

そしてやはりこの世は金だと思いました。

金さえあればこの上司から給料をもらうこともないし、会社に居続ける必要もありません。

 

 

思うに、どちらの会社も業績はあまりよくありませんでした。上司のプレッシャーも相当だったでしょう。

加えて、上司が望むパフォーマンスを僕が出せていないのも彼らがイライラした原因でしょう。

その僕が女性社員と楽しそうに会話をしたり、1時間の残業で帰宅することが我慢ならなかったのでしょう。

 

 

でもだからといって、

笑ってはいけないとか、プライベートな街中で怒鳴りつけられるような人生は

人間として終わっていると感じたのです。 

自分がたまたまそんな会社に入社してしまったのも確かで、

もっと素晴らしい上司がいる企業がたくさんあるのも知っています。

大企業なら数年で上司が変わるから、それまで我慢すればいいでしょう。

ただ、自分はそういう会社に入ることができませんでした。

小さな会社では、死ぬほど嫌いな上司と10年20年一緒に過ごすというのもありえない話ではないのです。

だから、サラリーマンという職業についている間は、人間性を無くすしかないなとそのときはっきり思いました。

笑わない、怒らない、自分の考えを言わない、上司のアイディアには何でも従う・・・・。

ただし、自分には無理だー。

  

 

最初の会社を辞めるとき、僕はひっそりフェードアウトしてしまおうと思っていました。

他の部署の人たちにも挨拶せず、消えてしまいたかったのです。

それに僕はあまり派手なことや目立つことが好きではありません。

送別会なんてもってのほかだと思っていましたので、先回りして丁重にお断りしました。

そのころ社員の入れ替わりが激しく、仲の良かった同期の社員は一人もいなくなっていました。

新しく入社する同僚は僕よりも圧倒的に経験も豊富で優秀な人ばかり。 

ひがみ心もあり同僚にもほとんど心を閉ざしていたので、話しかけることはあまりありませんでした。

実は名前もよくわからない人もいました。

もうとにかくそっとしておいてくれ!という気分だったのです。

今考えると本当に身勝手でした。 

それなら最後に二人で飲もうよと、尊敬している上司のBさんに誘われました。

Bさんと二人きりならいいかと、指定された居酒屋へ向かいました。 

駅前の雑居ビルにある店に入り、個室に通されました。

ふすまを開けると、なぜか大勢のお客さんが。。

実は同僚が20人ばかり集まってくれていたのです。

みんなニヤニヤした顔で笑っていました。 

派手なことが嫌いな僕のためのサプライズ演出でした。

みんながお金を出し合って買ったマフラーを送別の品としてもらいました。

送別会が終わってみんなにマフラーをしなよと言われて、恥ずかしいけどマフラーを巻きました。 

そのとき初めて自分は幸せな人間だったんだなと感じました。

気がついたら自然と笑っている自分がいました。 

 

 

僕は毎日笑っていたいし、冗談もいいたいし、プライベートは好きにやりたい。

今は自分で経営する会社だからそのあたりは何でも自由です。

売上がいいときは、サラリーマン時代を超えるお金を手にすることも可能になりました。 

ありがたいことに、そこそこの自由とお金を手に入れました。

でもだからといって幸せなのか?といったらそうでもありません。 

うまくいかないことや無くしたものもたくさんあるからかもしれません。

会社に守られているという感覚や、嫌なことがあったら同僚が愚痴を聞いてくれるとか、

会社や上司の悪口を言ってうさを晴らしたり。。。 

そういうのは一切なくなりました。 

 

 

 

だから今は、お金がすべてではないことを実感でわかっています。

お金は超大事だけど、それだけではないな。と。

すべてはきっとバランスなのでしょう。 

今はまだまだこのバランスがうまくとれません。

きっとそういうバランスがとれる人間になることで成熟していくのでしょう。

ていうかいったいいつになったら??

 

 

そんなわけで、今日は笑えない話でした。

 

 

では、またー。 

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感動はあまりありません

最近仕事をしていていも、何かこう・・・全力を出していないのではないかと思うことがあります。

もちろん仕事で手を抜いたりはしませんよ。 

 

 

ただ、

この仕事を選んでいる宿命ですが、長時間パソコンの前にかじりついていないといけなくて、それがなんだか苦しい。

体中の細胞が一日中眠っているみたいな・・そんな感じです。

時々、ワーって吠えたくなる。 

こんなに一日中同じ姿勢でほとんど笑いも泣きも会話もせずパソコンを見つめている仕事なんて、小学生の頃に想像した自分ではないような気がします。 

 

 

かといって営業の仕事は大嫌い。

外に出て知らない人と話すのも億劫な方です。

 

 

思うに一日中パソコンの前に固まる必要がなく、

週に二組くらい大事なお客さんとだけお話をして、

自分にしかできないアイディアを活かせる成果の見える仕事が好きなんだと思う。

ていうか、気楽なんだと思う。 

 

 

しかし、そこに感動はあるかなあ? 

うーん。最近感動があまりありません。

逆に売上以外の悩みもあまりありません。

それって他人から見たら幸せなのかもしれません。

でも幸せってそういう相対的なものでもないしな?

 

 

そんなことを考えながら、今日は渋谷から新宿までの往復をジョギングしました。

スポーツしていると頭が空っぽになるという人が多いですが、僕の場合は

妄想に拍車がかかります。 

時々長い坂道を足が上がらなくなるほど猛ダッシュしたり、100メートルを全力疾走したり。 

身体を酷使したら何か見つかるかと思いましたが何も見つかりませんでした。

 

 

うちに帰ると、お客さんからコンサルタント契約継続のメールが着ていました。

ありがたい。

そいで土曜日なのに会社に行ってパソコンを見つめてこのお客さんのために

何ができるんだろうと考えていました。

SEOでアクセスアップの仕事は、だいたい前例が無いことを依頼されるから、

いつも真っ白いところから始まる仕事です。

お客さんの業種もバラバラだから本当に悩む。

 

 

気がついたら外が真っ暗になっていました。

こういうときに、仕事とはお金とは関係なく無意識に突き動かされるもので楽しいと思う。 

自分は恵まれているのかもしれません。

でもこれって、自分の大嫌いな休日出勤で残業じゃん。  

 

 

そして感動はあまりない。

じわじわくる楽しみだけでやっている。 

その中途半端な感じをどうするか。それが今の自分のひとつのテーマなのです。

贅沢なのかな?贅沢なのかもしれません。

ワーと吠えるくらい感動することも欲している。 

もしかしたら、これからは超えられないくらいハードルの高い仕事をしなければいけないのかもしれません。 

 

 

最近はそんな感じなのです。

ではまた。 

 

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