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Monthly Archives: 2月 2010

Monthly Archives: 2月 2010

距離のこととか

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最近寒い日が続いてますね。 

昨日アパートに帰ったら、玄関に意外とよくできた雪だるまが待っていました。

誰がつくったんだろう。。 

でもこの寒さもあと少し。 

 

 

この寒さの中、通勤するのも打ち合せに行くのも面倒くさい状況で、

職場と距離についていろいろ考えました。

 

 

 

僕は前に地方都市で働いていたことがあります。

 

 

企画会社というところにいまして、何をするところか説明するのが難しいのですが、

イベントを開催したり、パンフレットを作ったり、

自治体の計画書作成をサポートしたり、ホームページを作ったり、

いろいろなことをするわけです。

 

 

時にはシンポジウムの開催をお手伝いすることもあります。

東京から大学の先生とか専門家の人たちがやってきますので、

空港までワゴン車を走らせ、無事会場まで送り届けるのが僕の仕事。

 

 

シンポジウムの間はあまり活躍することがないので、ブラブラしていますが、

それが終わるとまた忙しくなります。

シンポジウムに参加した先生達をもてなすのです。

 

 

ちょっとした料亭のようなところで、

先生達がその日のシンポジウムの成果について花を咲かせます。

その間、席を回ってお酌したり、食事やお酒が足りているかを気にするのが僕の役目。 

時にはお願いもしていないのに、東京で流行っているという料理を教授してくれる

先生もいます。

僕が無知な青年だったので親切心で言ってくれたのかもしれませんが、

東京から来る人にはそんなちょっと嫌な人がたまにいました。

 

 

でも地方の企画会社にいると、そんないけ好かない人にもいろいろ教えてもらったり、仕事を

もらったりしなければいけません。

また、ここぞとばかりにパイプを作っておくのも重要で、霞ヶ関からお役人が来ようものなら

またとないチャンスですから、思惑をもった人たちがわっとむらがる。

僕も端っこの方で一緒にむらがる。 

東京の大学教授や役人を人脈にもっていると、いろんなところで名前を使って仕事ができます。

特に地方ではそのネームバリューがとても効く。 

だから群がるんですが。

 

 

逆に東京に出張に行くと、あちこちでいろんな人に会って、

イベントに参加して、展示会に顔を出し、 少ない時間の中で最大限情報を吸収しようとして

がんばります。

東京の人たちも、よくぞ遠くからいらっしゃったと向かえてくれますが、

飛行機で1時間半だから、ちょっと遠くから電車通勤している人よりずっと早く東京にはこれます。

相手もそのことはわかっているはずなのに、わざわざ感は消えない。 

 

 

インターネットが出来た時、地方の人も距離のハードルが無くなるということで

すごく期待したのに、実際はそうなっていない部分も多い。

もちろんネットがあったお陰で地方で買い物しやすくなったとか、

ビジネスで有利に働いたケースがものすごくたくさんあることも知っています。

ナイルだって北海道や淡路島の人に仕事をお願いすることがあります。 

でも、実際に繊細な仕事をお願いするという場合には、やはり近くにいる人を最優先で考えてしまいます。

 

 

 

最近、地方にある会社に仕事をお願いしようとして、

いい会社だと思ったんだけど、やっぱり直接会えないのはすごく怖くてやめたことがありました。

来週東京に出張する予定があるから、そのとき会いましょうといわれても、

来週では状況が変わっているはずで、

こちらは明日にでも会いたいと思うことのほうが多いから、やっぱり会わない。 

都心であってもナイルから2、30分以内で会える人としかほとんど仕事をしません。

八王子や横浜に素晴らしい人がいたとしても、やっぱり躊躇します。

電車が故障したら1時間は遅れるとか、ここにくるまでの往復の時間は料金の中に含まれている

だろうなとか、

はたまた、なぜ都心のような仕事をする上で超効率的な

エリアに仕事場を構えず、不便な場所にいるのか、きっとわがままな人に違いない、

いやもしかして逆にすごい人なのかとか。

想像はつきません。 

 

 

それはやっぱり地方で働いていたせいもあるかもしれません。

会いたいときに会いたい人に会えない。欲しいときに欲しいものが買えない。

それがだんだん自分から伸びやかな何かを奪っていくような気がしたからです。

いつのまにか、「まあいいや、そんなにがんばらなくても」と恒常的に考えてしまうのです。

 

 

もちろんみんながみんなそうではないです。地方でもガッツのある人はたくさんいます。

むしろその割合は都会より多いと思います。

でも、僕はダメでした。

いますぐ会えないこと、手に入らないことが自分のルーズさを助長させるような気がしたのです。

 

 

僕の田舎に本社をかまえるある会社では、

「東京の通勤電車に乗る」という研修があります。

あの狭い車両の中で年代の異なる見知らぬ大勢の男女が

不本意にも息を殺して密接しあい、時には殺気立ってる様は

地方の人にとっては信じられない状況なのです。

そういった肉弾戦を体験させることで、ガッツや競争心を持ってもらいたいというのが狙いです。

ま、それだけのんびりしているということです。

 

 

ということで、今日も寒空の下、

地下鉄の出口から大勢の人と一緒に吐き出されるうんざりした感じと同時に、

大勢の人の中で切磋琢磨してがんばっている自分を無理矢理感じているのかもしれません。

 

 

 

 さてさて。

 でも、老後は自然のあるところで暮らしたいと思う今日この頃です。

 

 

社長ブログ

優秀な人とのつきあい

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昔在籍していた会社で同僚だったA君。

 

 

とうとう退職することが決まったそうで、わざわざ挨拶に来てくれました。

そんなわけで、カフェでランチを一緒に・・。

 

 

A君は頭も良くて、ガッツもあり、英語もペラペラで、僕から見るとうらやましいくらい

才能のある人です。

人の話しを聞くときも重要なことを聞き漏らさないように、いつもノートを広げて

メモする勤勉さも素晴らしい。

そんなわけで、今日もランチを食べながらも傍らにはノートがあって、

僕の発言を記録しているというわけです。

ちょっと取材されているみたいで、気恥ずかしい。できたらやめてほしい、

そんなメンドクサイ人でもあります。

 

 

そんなA君もひとつだけ欠点があって、それは

「優秀過ぎるが故に、できない人の気持ちがわからないこと」

だったような気がします。

本人も自覚しているし、周りからも忠告されているので

そのあたりはよくわかっている。

これまでの僕の会社人生を振り返ってみても、

優秀過ぎる人にはこういうタイプが結構いるように思います。

 

 

でも、世の中には、どんなにがんばってもうまくできない人や

会社の中でそこそこがんばればOKだと考えている人もたくさんいて

そういう人にムチ打っても心は動かない。

僕も会社の中にいるときはそんな感じだったので、がんばらない人の気持ちは何となくわかります。

仕事のできる上司がキラキラした目で、けつを叩こうとすると、ちょっと引いてしまう。

逆に殻に閉じこもってしまいます。

そんな僕を見て優秀な人はイラッとしてカチンとくるらしい。そういう地雷を踏む才能があったようです。

昔はそんなことでよく同僚や上司から噛みつかれました。

それもかなり激昂した感じで。

 

 

でもこちらの立場からすると、

「やる気はあるんだけど、アナタの求めているやる気の

レベルが高すぎて、僕がやる気ないように見えてしまう。」

と言いたかったわけです。

 

 

きっと僕みたいなタイプにはムチではない、別のものが必要だったのだと思いますが、

それはアメのような優しさでもないような気がします。

 

 

A君はこれから海外で商売をするそうですが、

現場で揉まれるうちに

きっとアメやムチではない「何か」を見つけてくることでしょう。

そんな気がします。だって優秀だから。

 

 

がんばれ~。

ていうか自分も。

 

 

弁護士

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