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Monthly Archives: 10月 2009

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ナイルを形作る2つの理論

先週はちょっと風邪を引いて、体が思うように動きませんでした。

鼻水も咳も出ないし、熱も無いのに体だけが動かないんですけど、医者は風邪だって言うし

不思議でした。 何なんでしょう。。。

 

 

さて、突然ですが、僕は神様とかは信じていませんが、

なんとなく、その方がうまくいく気がしてずっとやっていることが、いくつかあります。

今日はそれを少し紹介します。

 

 

以前誰かの本に書いてあったのですが、

「たんすの中のいらない服を捨てると、その空いた場所に新しい服がやってくる」

というやつです。

お金が無いから新しい服がやってくるわけないと思っていたのに、実際にやってみると

不思議とその場所には新しい服がやってきます。

今いるマンションは収納スペースが大きいので、あまり服を捨てないのですが、

だから、やっぱり服は増えません。流行おくれの服が増えていく羽目に陥ります。

おっさんになったせいもありますが、まあ、そんなことが実際にあるわけです。

ちなみに、僕の財布の中にレシートは一枚も入っていません。

財布の中にレシートが入っていると、お札が寄ってこないと考えているからです。

お札のために、常に空間を空けておくのです。

 

 

僕はこれは仕事にも通じるところがあると思ってて、

2年くらい前から活かすようにしています。

どうするかというと、

仕事を取ってくるのが僕の最大の責務ですから、

まず、仕事を呼び込むためにタンス理論を活用しようと思いました。

ナイルの壁にはホワイトボードが架かっているのですが、このボードは

次のように書き分けられています。

 

 

左1/3に引き合いのあったお客さんの社名一覧、

右2/3に引き合いのあったお客さんで実際に発注を受けたお客さんの社名一覧、

hikiai.GIF

 

 

左側にお客さんの社名がたくさん書いてあると、なんだかたくさん営業している

気分になって気持ちがよくなります。

この左側が将来の収益予備軍だからですね。たくさん書いてあれば、将来安泰!

のように見えます。

ただし、引き合いがあってから3ヶ月たっても半年たっても、受注に結びつかない

ことが当然発生します。

ナイルの提案が悪かったとか、お客さんがやる気をなくしたとか

別の会社に仕事を取られたなんて理由です。

だから、この左側は将来の希望の一覧でもあるし、すでに起こりつつある不安の

一覧でもあるのです。

なので、僕はこの左側の一覧から3ヶ月以上経ってお客様から何の反応もなかったものを

ざっくり削除することにしています。

でも本当は削除したくないのです。不安の芽でもあり、希望の芽でもあるからです。

 

 

でもタンス理論からすると、いらなくなったものを処分すれば、そこに新しい服がやってくるはず。

ということで、断腸の思いはありつつもこのリストをザクザク削っていくことを

自分に課しています。

 

 

そして不思議なことに、このタンス理論は今に至るまでずっと有効に働いていて、

必ず空いたリストには新しいお客様の社名が将来の希望として追加されていきます。

僕の意思とは無関係に自然にです。

僕は基本的に自分から営業をかけないことにしているので、

空いたタンスがお客さんを呼び込んでいるとしか考えられないのです。

もちろん、ひとつひとつの仕事をきっちりやって、次に繋げているというのが

最大の理由ではありますが。

 

 

また、このホワイトボードにはもう一つ意味があります。

左側にあるお客さんの社名は、発注していただければ右側に移動する仕組みです。

つまり、社員全員が仕事の発生を「移動物」として確認するわけです。

 

 

組織の中にいると、ともすれば自分が歯車として何の仕事をしているのかわからなくなったり、

また隣の席にいる同僚がどんな仕事をしているのかわからなくなることがあります。

挙句の果ては、自分の世界だけで満足する社員の増加に繋がってしまう。

そうなると組織はバラバラになります。

というのを、僕はたくさんの会社で見てきました。

 

 

これを防ぐためには、仕事の発生を全員が数字としてではなく、イメージとして共有する

必要があると思っています。 注文があったのは、売上の数字を見ればだれでもわかります。

でも、それだけでは足りないんです。

これは、アナログかデジタルかの違いに似ているかもしれません。

 

 

デジタル時計って初めて発売された頃はすごく流行りました。

アナログ時計がみんなデジタルに置き換わるような勢い。

ところが、しばらくするとどうもそうではないと。

思ったほどデジタル時計が浸透しない。デジタルに傾倒しすぎたセイコーがアナログ時計陣営

に水をあけられたのもそのひとつです。

結局はデジタル時計のように「12:34」と表示されても、人間がうまくその時間を把握できないからです。

ある時間を、24時間という全体の中の一部として感じる人間にとって、その一部を切り取って

数値に置き換えられてもイメージがつかないんです。きっと。

たとえば、3時って時計の丸い盤の右側のあたりに短針があるとなんとなく3時って

感じがする。そういう時計盤の空間の中にある、ある特定の場所が3時だって

空間認識しているのが人間なんだと思います。

もしくは、12時や9時や6時の存在が、相対的に3時を3時たらしめているともいえます。

また、サザエさんの中でカツオがよく気にしている時間が3時です。カツオという対象物と

3時はセットなのかもしれません。

いずれにしても、僕達は切り取られた特定の数値ではなく別の対象物との兼ね合いで

時間を把握しているということです。

 

 

これは、仕事もおんなじで

A社から100万円受注がありました! と営業から興奮気味に伝えられても

それは体の中にリアルに伝わらないと思うんです。

100万円受注があったから、社屋がきれいになったり、美人の受付嬢が配置されたりとかいう

イメージが共有されれば別です。

でも美人の受付嬢をそんなに頻繁に雇うわけにもいかないから、

ボー
ドの左から右に社名が動くというやり方で、美人ほどエロくもないし楽しくないけど、

安価にできる視覚体験で、仕事をリアルに感じてほしいんです。

だから、壁に売上目標10億円!とか書いている企業はまちがっていると思う。

その10億円で一人一人の身に何が起こるかを視覚体験させてあげないと

目標がリアルに感じられない。

 

 

ナイルでは右に移動した仕事が無事完了したら、そこから削除します。

削除するとリアルに消えて空間が生まれるから、みんながんばったとホッとする。

 

 

そうやって社員全員が仕事を共有したいなあ、

できたらいいなあというのが僕の希望です。

500万円の仕事をやっている社員も、5千円の仕事をやっている社員も

おんなじくらい偉いんだという、そういう風になってくれたら最高です。

 

 

以上。

ナイルを形作るタンス理論とアナログ理論の話でした。

 

 

社長ブログ

本質とじわじわ

実は弊社くらいの会社だと、お客様に足下をみられることは普通にあります。

 

 

「実績がない」ということで蹴られることも珍しくはありません。

また、直接いわれないまでも、実績無しと判断され、気づかない間に外注先から排除されている

ことだってないわけではありません。

しかし、SEOの世界はほとんどの業者は社歴が浅く、大手の企業でも実は

いい加減なことをやっているケースもあります。

だから、お客様に実績がないことを指摘されると、がっかりするというより、

さびしくなります。

見せかけのブランドに騙されず、本質を見てほしいのに・・・。

 

 

僕の実家は昔洋服屋を営んでいました。

今ではみんなが当たり前のように既製品の服を買いますが、昔は洋服もオーダーメイドで

作っていたんですね。

だからうちにはたくさん布地があって、 お客さんが選んだ布地を洋服に仕立てるのが仕事。

 

 

幼稚園にいっていたくらいの頃、

母か祖母かは忘れましたが、一緒に店番をしていたことがありました。

店番といってもただ店の中で遊んでいただけですが。

そこへ50代くらいの女性のお客さんがやってきました。

どうやら常連さんらしく、母と親しげに会話をはじめます。

僕はその話を隣に立って聞いていたのですが、お客さんがこんなことを言いました。

 

 

お客さん:「わたしの知り合いも、みんなオタクの服を着てるのよ~

 

 

僕:(ええー!うちの店ってすごいんだ!)

 

 

お客さんの言った「知り合い」って仲間内の2,3人ってところだと思われます。

ところが、そのとき幼稚園児だった僕がイメージしたお客さんの「知り合い」って、

街中すべての女性のことでした。

子供だから街の広さは今よりずっと広大に感じていたし、大人の言葉も重かったから、

大人の感覚に合わせると1000人くらい。

 

 

この街の女の人がみんなうちの服を着ている。

それはちょっと誇らしくて、子供ながらに素敵な出来事でした。

母をちらっと見上げると、確かにうれしそう。

やはりこれはすごいことなんだ! とちょっと興奮したりしました。

 

 

これはガキンチョだった僕の、ただの勘違いですが、

きっと大人になっても本来の意味を取り違えたり、惑わされたりということはありますよね。

見た目、名前、名声、噂、などなど・・

 

 

僕は特に名声も名誉もいらない人間ですが、

知る人ぞ知るすごい人間になりたいなとは、ずっと前から考えていました。

すごいの定義は決めていませんでしたが。

それにしても、会社を始めるようになって、そんなエゴイスティックな思想は

なぜか消えてしまいました。

それよりも、ナイルが知る人ぞ知るすごい会社にならないかなとは常に考えるようになりました。

それはとっても難しいことです。

しかも、僕らの本質ははじめて会ったお客さんには、きっとわからないと思います。

見下されて当然。

 

 

本質とは、何度か会いつつじわじわ効いてくるものだと思うから。

そのじわじわをわかってもらえるお客さんが、次第に増えていくのが理想です。

でも、一瞬で本質も見極めてもらったら、それはそれでうれしい。

 

 

ではでは。

 

10090001.JPG
最近よく使う扇風機。

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