ホームページで集客することを軽くみていませんか?
先日飯田橋のテンポスバスターズへ行って中古のキャビネットを買いました。
ネットでも販売されていますが、傷とか雰囲気とか実物を見てはじめてわかることもあるので、実際現場にいって選んだ方がいいかもしれませんね。サイトに掲載されている上っ面の商品特性より、リアルで見た方が圧倒的に情報量は多い気がしますし。
お陰で良い買い物ができました。
さて、
当社にSEOをご依頼されたりコンサルをお願いされるお客様は、圧倒的に中小企業の方が多いのですが、
勘違いされているなと思うことがありますので、
今日はそのことについて書きますね。
大きくは次の2点です。
・ホームページで集客すること軽くみている
・大企業と同じような構成でサイトを作って集客できると思っている。
まず「ホームページで集客することを軽くみている」という点について。
多くのお客様はまだSEOを魔法の杖のように考えている傾向にあります。
お金を払ってなんとかしてもらえば望みのキーワードで1位がとれて大量のユーザーが集客できると・・・。
SEOはもう魔法の杖でもなんでもありません。
今年になってSEOが大きく変わって、以前のようにリンクをたくさん貼れば順位が上がるというものではなくなりました。
今でも被リンクは効くのですが、それだけではなくなりました。
逆に良質なコンテンツを持っているお客さんはますます強くなっていく。
そんな感じをうけています。
では、良質なコンテンツとはなんだろうと考えたときに、
そのコンテンツを心底ユーザーに知ってもらいたい、伝えたいと思ったときに自然とあふれ出てくるものを記載するということだと、僕は思います。
「心底知ってもらいたい」「心底伝えたい」
こんな意気込みでホームページを作っていますか?
この気持ちがあれば私たちにも何らかのお手伝いができると思いますが、
ほとんどのお客様にそんな意気込みはないのではないでしょうか。
少なくとも私はそう感じます。
たとえば、「○○」というキーワードで順位を上げたいというご要望をいただいたとします。
もちろん弊社もお手伝いしますが、残念なことにそのキーワードで人々が求めている文章・写真など、
そういったものをきちんとコンテンツとして持っているかというと、多くのお客様が持ち合わせていないように思います。
最悪「○○」というキーワードすら文章中に入っていないケースもあります。
つまりWEBの集客を軽くみている、手抜きホームページなのです。
たとえば、「募金を集める方法」で検索してみてください。
2番目か3番目に僕が書いた記事「募金を集めるための5つの方法」が出てきます。
僕はこの記事の順位を上げるためにSEO的外部施策は何もしていません。FACEBOOKで知り合いに告知しただけ。
でもこれだけ上位に表示されています。
なぜだと思いますか?
震災直後の日本で、誰よりも一生懸命募金を集める方法について考えて、そして記事にしたからです。
本気で何かを伝えようとしたときに、人は一言二言で終わらせたりはしませんよね?
いろいろな言葉を尽くして相手に伝えようとするはずです。
それが文章になると人の心を動かします。
もちろん僕以上に考え、行動した人はたくさんいるはずです。文章の中身も素人が考えたため稚拙なものです。
でも、それをわざわざ時間をかけて文章にして書き込んだ人間が日本中で僕以上にいなかったということがこの順位なのだと思います。
これがお酒を売っている通販サイトなら、ユーザーの「飲みたい!」という心を動かす。
蟹を売っている通販サイトなら、ユーザーの「蟹食べたい!」という心を動かす。
不動産のサイトなら、ユーザーの「この部屋に住みたい!」という心を動かす。
そういう文章を書く必要があります。
面倒くさいですよね?
そうなんですSEOは面倒くさいのです。
人に何かを伝える気力や努力がない人にSEOは向きません。そういう人は手っ取り早く広告を購入したほうがいいのです。
でも、広告を購入したとしても、この面倒くささにサイト運営者は絶対向き合う日がやってきます。
広告経由でサイトを訪問したユーザーにスカスカの心ない商品ページを読んでもらいますか?
読ませられませんよね。
読んでもらい心を動かして購買してもらう、登録してもらうなど、サイト上でなんらかの行動を促すためには渾身の文章を書くことが必須の作業であることは皆さんに知っていただきたいなと思います。
それができなければ広告費用をただ垂れ流しているだけ、ではないでしょうか。
実はいま、震災復興支援の募金活動を全国的に展開するNPOから偶然コンサルティングのお仕事をいただいています。
依頼主は僕が書いた記事を読んでいませんが、時にはそういう神様のギフトもあるってことで。
次回は「大企業と同じような構成でサイトを作って集客できると思っている。」について考えます。